【10月8日 AFP】フランス・パリ市内で1日、「ジバンシィ(GIVENCHY)」が新作を発表した。デザイナーのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)は、ゴシックをベースに、ウエスタンとフェティッシュなボンデージの要素を加えた強いスタイルをみせた。デニムとレザーを切り替えたパッチワークのパンツ、グラフィカルなカットのレースアップトップス、大胆なカットのレザーベスト。イエローのシフォンにうろこのような装飾を施したミニドレスも印象的だった。(c)AFP/parismodes.tv
〜カンタン豆知識〜
ジバンシイ (Givenchy) は、ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy、1927年2月21日 - )が1952年に設立した、フランスのファッションブランドである。
世界的に服飾、装飾品、香水および化粧品などのファッション用品を展開している。
現在はLVMHグループに属しており、ディオールに次いで2番目に大きい部門となっている。
有名な顧客にオードリー・ヘップバーンやギネス家、グリマルディ家やケネディ家がある。ヘップバーンは『麗しのサブリナ』、『おしゃれ泥棒』、『シャレード』、『ティファニーで朝食を』などの映画でジバンシィによる衣装を着用した。
また、ケネディ家の女性たちがジョン・F・ケネディ第35代アメリカ大統領の葬儀においてジバンシィのデザインした喪服を着ていたことも有名である。
〜略歴〜
1927年 - パリ・ボーヴェに生まれる。5歳で父と死別し、祖父の元で育つ。
1937年 - パリ万博での衣装の展示を見たのがきっかけでデザイナーを志す。17歳でファトのメゾンに入る。ロベール・ピゲやルシアン・ルロンのもとを経て、スキャパレリのメゾンに行く。
1952年 - 独立し、ジバンシィ社設立。初コレクションを行う。斬新なアイデアとシャープな感性が絶賛され、「モードの神童」と呼ばれる。
1954年 - オードリー・ヘプバーン主演映画『麗しのサブリナ』の一部の衣装を担当。
1955年 - 「自由なライン」として発表したウエストもヒップもないシュミーズ・ドレスが「革命的な衣装」として反響を呼ぶ。
1956年 - レディースウェアライン「GIVENCHY UNIVERSITY」を発表。
1962年 - 香水発表。
1968年 - 「ジバンシィ・ヌーベル・ブティック」開設。
1972年 - 男性化粧品発表。
1973年 - メンズウェアライン「GENTLEMAN GIVENCHY」を発表。
1978年 - デ・ドール賞を受賞。
1995年 - ユベールが引退する。後任デザイナーにジョン・ガリアーノが抜擢される。
1996年 - アレキサンダー・マックイーンがレディースラインオートクチュールとプレタポルテの主任デザイナーに就任。
1999年 - 「GENTLEMAN GIVENCHY」を「GIVENCHY」に改称。
2000年 - マックイーン、この年の春夏シーズンよりメンズも手がける。
2001年 - 秋冬シーズンより、ジュリアン・マクドナルドがレディースのオートクチュールとプレタポルテの主任デザイナーに就任。
2003年 - オズワルド・ボーテングがメンズラインの主任デザイナーに就任する。
2005年 - リカルド・ティッシがレディースラインの主任デザイナーに就任する。
参考資料Wikipedia