2008年10月28日

ボケてるんじゃないかと思うほど辻褄があわないダライラマ



 ダライ・ラマ14世の自伝に北京で毛沢東と会った時の話が書かれています。(1953年)

 私は毛沢東から「一時間以内に会いに来る」というメッセージを受け取った。彼は、到着したとき、ただ単に訪問しただけだと言った。
 それから、何かのはずみに、「仏教はたしかによい宗教だ。釈尊はもとは王子であったが、人民の生活条件を向上させる問題に、多くの考えを払った方だ。また観音菩薩は親切な心の女性だ」という意見を述べた。
 数分後に、彼は立ち去ったが、私はこれらの意見にすっかり当惑して、どう判断してよいのか分からなかった。
『チベットわが祖国 ダライ・ラマ自叙伝』木村肥佐生訳 (1986) p137
 ダライ・ラマが毛沢東にこう言われて頭の中が真っ白になった理由は、そもそも頭の中に何も入っていなかったからであろう。
 
 チベット仏教では大乗仏教である法華経二十八品の中の観世音菩薩品第二十五(28話のなかの25番目の話)のみをピックアップし、チベットを守るチベット限定菩薩と設定しています。

 日本でもこの品は人気が高く、観音教として法華経から独立している面があるが、その性質から女性をイメージする事が多い。
 
 ということを踏まえると、むしろ宗教はアヘンだと考えていたこの時代に法華経を読んでいたのは(深さは別)毛沢東の方です。
 仮にもダライ・ラマが仏教者なら、丁寧に教えてあげるべき場面ではありませんか。
 仏教を肯定している相手にそんな事も出来なかったのは、無知なのもそうですが、チベット仏教ではダライ・ラマが観音菩薩の化身という設定になっているからでしょう。
 つまり、ダライラマは毛沢東に「観音菩薩は親切な心の女性だ」と言われた瞬間、毛沢東に自己を完全否定されたと思い込んだのでしょう。男だし^^

 ひょっとしたらダライ・ラマには法華経という概念が無いのかもしれませんね。インドからサンクスリット語でバラバラに伝わって来た仏教を整理できるほどの高い能力があっただろうか?


この非凡な人物と私の最後のインタビューは、私の中国訪問が終わりに近付いたころであった。私が全中国人民代表会議常任委員会の会議に出席していたとき、私は毛主席邸に行って、主席に会うようにと書かれたメッセージを受け取った。それまでに、私は中国各省の歴訪をすでに完了していたので、私は、彼に「私が見たすべての開発工事に深い感銘を受け、興味を持った」と正直に話した。これに対し彼は、民主主義の真の形態について、私に長い講義をした上で、どうやって、人民の指導者となるか、いかに彼らの提案に留意するかについて、私に忠告を与えた。それから彼は、椅子の上で、私の方ににじり寄り、「私はあなたをよく理解している。しかしもちろんのことだけど、宗教は毒だ。宗教は二つの欠点を持っている。まずそれは民族を次第に衰えさせる。第二に、それは国家の進歩を妨げる。チベットとモンゴルは宗教によって毒されてきたのだ」と、低い声でささやいた。
私は、全く驚いた。このことは何を意味し、暗示しようとしているのか? 私は心を落ち着かせようとしたが、彼をどう理解すべきか、私には分からなかった。ただ彼が、宗教の手強い敵であることは、充分知っていた。それにもかかわらず、彼は私に対して、本当に友好的で、親愛感にあふれているように見えた。これらの異常な意見を述べたのち、彼は、私と共に自動車の所まで歩き、「体に気をつけなさい」と別れの言葉を告げた。
『チベットわが祖国 ダライ・ラマ自叙伝』木村肥佐生訳 (1986) p138-139

書きかけ中です。





posted by 大翔 at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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