2008年12月17日

仮面舞踏会



 仮面舞踏会(masquerade ball、マスカレード・ボール、略して masque マスクともいう)は参加者が仮面などを身に着けて行われる舞踏会などのイベントである。
 こうした集まりは、中世後期のヨーロッパ宮廷において行われた、寓話的で凝った衣裳による壮麗な行列(ページェント)や、婚礼を祝う誇らしげな行進や、その他宮廷生活における派手な催しや余興にその起源を持つ。代表的なものに仮装舞踏会がある。

 仮装舞踏会を舞台にした有名な惨劇としては、百年戦争期のフランス国王シャルル6世の時代に起こった「Le Bal des ardents」(燃える人の舞踏会)という事件がある。王妃イザボー・ド・バヴィエールは侍女の一人の婚礼を祝して1393年1月28日に大規模な仮装舞踏会(モレスコ、morisco)を開催した。
 シャルル6世と5人の貴族は亜麻と松脂で体を覆い、毛むくじゃらの森の野蛮人(ウッドウォード)に扮して互いを鎖で繋いで踊る「野蛮人の踊り」(Bal des sauvages)をしようとしたが、たいまつに近づきすぎて衣裳が燃え上がり、シャルル6世は助かったものの4人が焼死するという事件になった。
 シャルル6世はすでにイングランド軍に対する敗戦でショックを受けていたが、この後急速に精神を病むようになった(この事件はエドガー・アラン・ポーの短編小説『跳び蛙』(ちんば蛙、Hop-Frog)の元になっている)。
 こうした仮装による舞踏会はブルゴーニュ公国の宮廷では特別の機会に行われるぜいたくな催しであった。

仮面舞踏会

 仮装と仮面をしたヴェネツィアのカーニバルの参加者
 これらのイベントや行進は、15世紀のルネサンス期のイタリアで、参加者が仮装して行われる公的な祭典に発展した(イタリア語では maschera と呼ばれた)。
 一般的に上流階級の成員のために行われる凝った舞踏会で、特にヴェネツィアでは仮面をかぶって行われる「ヴェネツィアのカーニバル」の伝統と結びついたため人気を博した。

 17世紀・18世紀にはヨーロッパ大陸全土の宮廷でヴェネツィア式仮面舞踏会は人気となった。
 あまりに人気を博しすぎたため、仮面舞踏会は風紀を乱す元凶であるとしてマリア・テレジアに代表されるように禁止令を出した人物もいた。
 また仮面舞踏会はしばしば悲劇の舞台にもなった。
 スウェーデン国王グスタフ3世は1792年、仮面舞踏会の最中に彼の統治に不満を抱く貴族ヤコブ・ヨハン・アンカーストレム(Jacob Johan Anckarström)によってピストルで暗殺された。
 この事件はウジェーヌ・スクリーブのオペラ『ギュスターヴ3世』や、ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ『仮面舞踏会』の題材となっている。

 ロンドンの劇場での仮面舞踏会、18世紀後半

 スイスの伯爵だったヨハン・ヤコブ・ハイデガー(Johann Jacob Heidegger)は1710年にヴェネツィア式の仮面舞踏会をロンドンのヘイマーケット・オペラハウスで開催した。
 ハイデガーは「スイスの伯爵」の名で有名人となり、18世紀のイギリス、および北アメリカ植民地において仮面舞踏会は大流行した。
 一方で仮面舞踏会やこれを紹介したハイデガーに対して、道徳や倫理を麻痺させるという厳しい非難が各界から浴びせられ反対運動も起こった。
 ウィリアム・ホガースは仮面舞踏会の隆盛やハイデガーを風刺する版画を出版しているほか、仮面舞踏会の存在に反対する物書きたち(その中にはヘンリー・フィールディングもいた)は、イギリス国内に反道徳性や「海外からの悪影響」を広めるものとして仮面舞踏会を批判している。
 彼らは権力者に対し仮面舞踏会反対の説得を行ったが、これを禁止するための手段の強制力は散漫なものにとどまった。

 仮面舞踏会は招待客同士のゲームとして開催されることもあった。
 仮面をした客たちは正体が誰か分からないような服装をし、互いの正体を当てあうゲームを行った。
 このゲームの影響で、人物の正体を混乱させるためによりユーモラスに工夫された仮面が登場している。

 仮面舞踏会は今日も世界中で行われているが、パーティーの雰囲気作りが強調され、社交ダンスの部分はあまり強調されなくなった。より砕けたハロウィンなどの仮装パーティーが、かつてのあやしい仮面舞踏会の伝統を受け継いでいる。
 現在に残る代表的な仮面舞踏会は、ウィーン大学の同窓生らによる舞踏会「ルドルフィーナ」(K.Ö.St.V. Rudolfina Wien)などである。

 仮面舞踏会は非常に絵になる催しであるため、文学や音楽の題材となってきた。エドガー・アラン・ポーの短編『赤死病の仮面』では、赤死病という疫病を逃れて修道院に立てこもる貴族たちが開いた仮面舞踏会に、赤死病患者を思わせる不吉な仮面をかぶった人物が現れる。
 ヘルマン・ヘッセの自伝的小説『荒野の狼』(Steppenwolf)ではチューリッヒの仮面舞踏会が重要な舞台となる。また18世紀イギリスの上流階級を舞台にした多くのロマンス小説では、仮面舞踏会が舞台となったりプロットを進める上での道具になったりする。

 
 15世紀といえば大航海時代。

 奴隷貿易が盛んになってきたころですね。

 ロスで自殺した(らしい)三浦も仮面好きでしたね。

 


 この曲を使った真央ちゃんの演技はこちら
http://hiroto1.seesaa.net/article/111190507.html


タグ:仮面舞踏会
posted by 大翔 at 01:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大翔さん、こんにちは(^−^)
風邪もだいぶ良くなってきました♪
ありがとうございます☆
仮面舞踏会、忘れなれない曲になりました(^_^;)
ユーチューブ動画が著作権のために削除されましたね!
仕方ありませんね・・
なのでテレビ朝日さんにリンクを張りました♪
生活もリズムが大切ですね・・
アドバイスありがとうございます☆
Posted by ダイエットスイマーきららママ☆ at 2008年12月18日 10:54
こんばんは♪きらら☆ママさん^^

 著作権ですよね〜

 こういうスポーツはいいと思うんだけどな〜

 ファンが増えた方がいいと思うんですよね^^

 好きになればテレビも見ようとするし、DVDだって欲しくなるし、、、

 画質に制限加えてもイイから、見せた方が徳だと思うんだけどな?


 
Posted by 大翔 at 2008年12月18日 20:23
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