2009年03月03日

チベット人僧侶らの抗議活動うけ厳戒態勢、中国四川省 ダライラマ


【3月3日 AFP】(一部更新)前週、チベット人僧侶らによる抗議行動があった中国・四川(Sichuan)省アバ(Aba)県では、1959年3月の「チベット動乱」から50年目が近づくなか、寺院周辺で厳重な警戒態勢が敷かれている。チベット支援団体などが2日、明らかにした。

 米国を拠点とする「チベットのための国際キャンペーン」(International Campaign for Tibet、ICT)が現地からの情報として伝えたところによると、数百人の僧侶が1日、仏教の祈祷を行う伝統行事を当局から禁じられたことに抗議してデモ行進を行ったという。僧侶らは、当局に拘束されているチベット人の解放も要求した。

 ICTによるとデモ行進を終えた僧侶らは寺院に戻ったが、その後は武装警察が寺院を包囲し、僧侶らはほぼ軟禁状態にあるという。しかし、詳細は明らかになっていない。

 この抗議行動については、米ニューヨーク(New York)を拠点とする学生による支援組織「自由チベット学生運動(Students For A Free Tibet)」も報告している。これによると、僧侶らは寺院から外に向かおうとしたが、300人から400人の兵士に押しとどめられたという。現在寺院は封鎖され、主な道路には多数の兵士の姿が見られるという。

■政府、焼身自殺図った僧侶の銃撃を否定

 このほか同県では前月27日、チベット仏教寺院「キルティ(Kirti)・ゴンパ」(格爾登寺)の20代の僧侶が、中国のチベット支配に抗議し自ら油をかぶり体に火をつけ、焼身自殺を図ったと報じられていた。(死ねば西方浄土に行けるという念仏?)

 英ロンドン(London)を拠点とする人権団体「フリー・チベット・キャンペーン(Free Tibet Campaign)」によると、この僧侶は20代後半で、油をかぶって自らに火を着けた直後、警官に銃で撃たれたという。

 一方中国国営新華社(Xinhua)通信によると、中国政府は2日、警官による発砲を否定する声明を出した。これによると、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世の肖像とチベット独立の象徴である「雪山獅子旗」を抱えた僧侶が体に火を着けたが、警官がすぐに消火し、僧侶は病院に運ばれ、現在、容体は安定している。僧侶の年齢は24歳、名前はターシ(Tashi)、チベット語ではタペイ(Tapey)だとしている。

■チベット人居住地区で緊張高まる

 今月10日はダライ・ラマ14世がインドに亡命するきっかけとなった1959年の「チベット動乱」から50年目にあたることに加え、14日はチベット自治区で前年起きた大規模な騒乱から1年目となることから、チベット自治区やチベット人居住地区では緊張が高まっている。

 アバ県などのチベット人居住地区では厳しい情報統制が敷かれており、独自の情報を得ること極めて困難になっている。旅行業者がAFP記者に語ったところによると、チベット自治区では3月、海外からの旅行者や外国メディアの立ち入りは禁じられている。(c)AFP/Robert J. Saiget


 そもそもチベットでは、ダライ・ラマ14世と毛沢東の写真が各家庭で並べて飾られていたのだと、昨年の北京五輪を前にサンデープロジェクトでペマ・ギャルポ氏が語っていた。それなのにどうして敵対することになったのでしょうか?

「チベットわが祖国 ダライ・ラマ自叙伝」木村肥佐生訳 (1986) p137
 ダライ・ラマ本人はこう云っています。

 数日後、私は毛沢東から「一時間以内に会いに来る」というメッセージを受け取った。彼は、到着したとき、ただ単に訪問しただけだと言った。それから、何かのはずみに、「仏教はたしかによい宗教だ。釈尊はもとは王子であったが、人民の生活条件を向上させる問題に、多くの考えを払った方だ。また観音菩薩は親切な心の女性だ」という意見を述べた。
 数分後に、彼は立ち去ったが、私はこれらの意見にすっかり当惑して、どう判断してよいのか分からなかった


 これを読んで、どう思われますか?

 中国はイギリスのお陰でアヘン戦争を体験し、あらゆる宗教や思想が乱れ、カール・ハインリヒ・マルクスが友人のハインリッヒ・ハイネの1840年の著作『Ludwig Borne iv(ルートヴィヒ・ベルネ)』の中の「宗教は救いのない、苦しむ人々のための、精神的な阿片である」を引用して「宗教は、逆境に悩める者のため息であり(中略)、それは民衆の阿片である。」いわゆる「宗教はアヘンである」との考え方が蔓延していた。
 
 そんな時代の中で、毛沢東は少なからず仏教教典を読んでいたのでしょう。多分中国語で。

 で、ダライ・ラマ14世(自称大乗仏教)に、

仏教はたしかによい宗教だ。」と言った。

 「たしかに」と言っています。

 という事は、ダライ・ラマに仏教を学ぶ事を教えられて、教典を読んだ感想だったのかもしれません。

 または、2人のざまざまな会話の中から毛沢東が自ら学び、「たしかに」君(ダライ・ラマ14世)が行なっている仏教はよい宗教だと言っているのでしょう。

 これで済めば何の問題もなく、引き続き各家庭にはダライ・ラマ14世毛沢東の写真が並んで飾られていたことでしょう。

 次に毛沢東は「釈尊はもとは王子であったが、人民の生活条件を向上させる問題に、多くの考えを払った方だ。」という。

 まぁ、この辺まではダライ・ラマ14世も共通認識を持てたでしょう。問題は次ですね。
 
 毛沢東はこう云った「また観音菩薩親切女性だ」と、、。
 
 ダライ・ラマの頭の中では「私たちは釈迦の教えをストレートに受け取る為にサンクスリット語を使っている。だから間違いないんだ」と考えていたでしょう。(そんなことないけどねわーい(嬉しい顔))

 一方中国での仏教の流れは、インドから教典を持ち帰り(三蔵)、天台が理論体系をし、教えの浅深が整理されています。中国で云う法華経とチベットにサンクスリット語で伝わった法華経の中身に違いがあるのか?読み手の理解度の違いがそうさせているのか。必ずしも同じ理解をしているとは限らないですよね。チベット仏教の教義を読むと、むしろ知らないのではないかと思うほどです。

 チベット仏教の教義によれば、観音菩薩がチベットの守り本尊だとされ。ダライ・ラマ観音菩薩の化身と信じられている。
 チベット仏教での菩薩とは、悟りを得ても涅槃(永遠に平和な世界)に入らず、あえてこの世に生まれてきて、生きとし生けるものを救済する者をいうのだそうです。

 チベット仏教の守り本尊という時点でチベット限定の観音菩薩であり本尊だというのは、もはや大乗仏教ではない。
 この範囲(チベット)の中で生きとし生けるものを救済する者であり、あえて生まれて来たとして菩薩(ダライ・ラマ)を特別な存在にしてしまうのは大きな間違いでありましょう。

 ダライ・ラマ14世は「私はこれらの意見にすっかり当惑して、どう判断してよいのか分からなかった。」といっている。

 それは毛沢東が「観音菩薩親切女性だ」と云ったことで頭が真っ白になったのでしょうね。

 だって、ダライ・ラマ14世ですからわーい(嬉しい顔)

 きっと自分の全てを否定されたと感じたのでしょうね(今まで仲良くやって来たのに・・・)。

 本当にダライ・ラマ14世が仏教家なら、ちゃんと毛沢東に仏教を説けばよいのに、ダライ・ラマ14世の頭蓋骨の中ではパニック障害が起きていたのでしょう。

 実際日本でも法華経から妙法蓮華経観世音菩薩品第二十五を独立させて、観音経として人気が高いお経ですが、赤ちゃんの声に反応する母親の愛などと連動してか、どっちかっていうと女性をイメージする方が多いのではないでしょうか?

 これは政治の話ではなく仏教の話です。当然ダライ・ラマ専門分野であり領域の話です。もし毛沢東が間違っているのなら、その場で教えを説くのがアタリマエです。ただダライ・ラマにはそれをする能力がなかっただけでしょう。
 「毛沢東さん。よく勉強されましたね。国家の事で時間がない中、よくぞそこまで学びました。おっしゃる事はよく分ります。仏教が良い宗教だと気づいた事は、毛沢東さんの心眼が仏教によって開いたという事でしょう。ですが、もう一歩深く見るならば、菩薩の意義は・・・」って、教えれば良かったんです。

 多分、自伝に書くくらいだから、いまだに解ってませんよわーい(嬉しい顔)


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posted by 大翔 at 17:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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