2009年09月19日

八ッ場ダムのこと

[八ッ場ダム] ブログ村キーワード

カンタン豆知識

八ッ場ダムと書いて「やんばダム」と読みます。
場所はここです。

 多目的ダムとして建設がはじまり、2010年完成予定でしたが、2004年9月、八ッ場ダムの基本計画が変更され、事業費が2100億円から4600億円に増額されました。
 また、2008年9月、八ッ場ダムの工期を2015年度に延長するとの計画変更が告示され、ようやく本工事に入るところだそうです。
 各報道によると70%工事が進んでいることになっていましたが、よくよく調べると、工事が70%進んでいるのではなく、平成20年までに4600億円の予算に対して70%のお金を使ったということだそうです。工事としては遅れており、本体工事はこれからだそうです。
 え?
 
 このダムを無駄と位置づけて工事中止をマニフェストに入れていた民主党が、組閣人事を終えた途端、選任された前原国交相が八ツ場ダム建設中止を明言した。理由はマニフェストに書いてあるから。。。
 住民無視の踏みつぶし発言です。

そもそも八ッ場ダム
 1949年(昭和24年)に経済安定本部の諮問機関である治水調査会の答申に基づき建設省によって手掛けられた「利根川改訂改修計画」において利根川に10箇所のダムを建設する利根川上流ダム群(後の「利根川水系8ダム」)計画に準拠しており、カスリーン台風級の水害から首都・東京及び利根川流域を守る為に1952年(昭和27年)に計画発表された。
カスリーン台風とは、二年前の1947年(昭和22年)9月に発生し、関東・東北地方に甚大な被害をもたらしたと記録されている。死者は1,077名、行方不明者は853名、負傷者は1,547名。その他、住家損壊9,298棟、浸水384,743棟、耕地流失埋没12,927haなど、罹災者は40万人を超え、戦後間もない関東地方を中心に甚大な被害をもたらしたのです。
 当時、日本はアメリカ軍を主とする連合国軍の占領下にあり、台風の英名についても1947年から1953年5月までアメリカ合衆国と同様に、A、B、C順に女性の名前が付けられていた。
 この台風を経験し、吉田茂率いる民主自由党→自由党時代に発表された計画なのであります。
 がしかし、1947年のカスリーン台風が再来しても、治水効果がゼロであることが国土交通省の計算によって明らかになっている。
 落とし穴付の文章ですよね。カスリーン台風なみの勢いで、コースが違えばどうなるんでしょう?

 今回の第45回衆議院議員選挙民主党八ッ場ダムを擁する群馬県第5区へ公認候補者を立てず、選挙協力のもとに社民党候補を推薦したが、自民党現職の小渕優子に敗れているのです。
 そして民主党は言った。
「はじめからマニフェストに書いている事であり、国民はそれを選択した」と。

 このブログの数カ所で、会話が出来ない奴の選択肢は暴力しか無いと書いてますが、これは権力の暴力ではないのでしょうか?民主党が言う国民という単語の中身には、全ての国民は入っておらず、その都度民主党にとって都合がいい人々だけが国民なんでしょうね。旧自民党とどこが違うんだろう?こういうカラクリを見逃してはいけませんよね。目じぃ〜〜〜っ!
 民主主義ですって?まだまだ先ですね〜^^
 議会制民主主義は議会が一番大切なものだと思ってるんですかね?
 ひょっとすると、身内の官僚たたきで終わる政権なのでしょうか。後日、井の中の蛙政権と名付けるかもしれません^^

鳩山総理が発表徳後に正式なものではないと言った民主党マニフェストによれば、「1」の無駄遣いの項目に以下の文章が掲載されています。
表1
区分公共事業平成21年度予算7.9兆円
説明○川辺川ダム、八ツ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す。
○道路整備は費用対効果を厳密にチェックしたうえで、必要な道路を造る。
節約額1.3兆円


 これがタイトルの中身のようです。TVだけだと本体工事がこれから始まる事も、道路や鉄道などの関連工事の事も分けて考えませんよね。
 私自身、八ツ場ダムは中止と聞けば、関連工事を含む全ての工事が中止されたのだと思いましたよ。
 そこで八ッ場あしたの会さんに問い合わせてみたところ、日曜日だというのに丁寧な返信を頂きました。
 それによると、民主党が中止と言っているのはこれから始まる本体工事の事で、皆さんもTVや新聞で御覧になったであろうあの高〜い橋脚などの関連工事については見直しであるため、見直した上で「地域の再生にとって必要と判断される可能性が高い」という話でした。
 そして、過去に中止されたダムでは、作りかけの道路は完成させている実例が多いとの事です。 
 はて?
 微かな希望のような気もしないではない。
 なにしろ過去は民主党じゃないしね。どう判断するのでしょうか?
 もし中途半端な工事を放置するようなことであれば、いつ倒れるか分らない危険物を放置することになり、国民の命を考えないやり方だと言えるでしょう。

反対運動
 地元の人達はダム計画が発表されると一斉に反対していた。太鼓を叩いて追い返したり猛反発していたようです。当然ですよね。都会を守る為、都会の水を確保する為に川原湯温泉街を失い、美しい吾妻峡を失うのですから、死活問題になるのは必至です。
 1974年(昭和49年)にダム建設反対の立場で樋田富治郎氏が町長に選ばれました。これでますます着工のめどは遠のいたようです。
 行政側は地域の生活再建を行うことがダム着工の絶対条件であるとし、様々な手を打つようになった。
 建設省は吾妻峡を可能な限り保存する観点から、建設場所を予定よりも600m上流に移動させることを発表した。これにより吾妻峡の約4分の3は残ることになり、一番の観光スポットである鹿飛橋も沈まずにすむことになったのであります。
群馬県 吾妻渓谷 鹿飛橋

 
 1990年(平成2年)。ダム建設賛成の立場の田村守氏が長野原町長に就任。
 1992年(平成4年)。ダム建設推進を前提とした協定書が長野原町、群馬県、建設省の間で締結された。
 1994年(平成6年)。ダム建設のための最初の工事として工事用道路の建設が始まった。なんと1949年の「利根川改訂改修計画」から45年後なんですね〜。
 2001年(平成13年)。長野原町内のダム事業用地を買収する際の価格を決める補償基準が妥結した。
 2005年(平成17年)。補償基準妥結後、当初の半数以上の世帯が転出し、住民流出に歯止めがかからない。
 2006年(平成18年)。4月の時点で、全水没地区である川原湯・川原畑における代替地への移転希望世帯数は50世帯余りと当初世帯数の5分の1以下となっている。地域外への住民流出の一因は、2005年の補償基準妥結時点で、地元での移転代替地がなかなか完成しない状況にあったので、移転を早くしたい人達が完成を待たずに町内外の土地を求めてしまった。
 また、移転代替地が思ったより安くない事が更に住民を外へ流出してしまったようです。

 さてさて、計画とは名ばかりのその場凌ぎの仕事に振り回されるのはいつも国民の側ですよね。
 ことの始まりはカスリーン台風です。台風被害の延長線上にある出来事ですよね。カスリーン台風が因だとすると、その場しのぎの仕事しか出来ないお国が縁でしょう。その結果苦しんでいるのがダムに沈むと言われた庶民であり、全国の納税者ですよね。
 そこにはお金に換算出来ないほどの国のミスと国民一人一人の人生があるわけですよね。中止した方が安いとか高いとかの次元では整理出来ないほどグチャグチャにしたコミュニティーをどう解決するのでしょうか?
 現場の声を聞く前に中止を発表した民主党前原誠司国土交通相のお振る舞いは、相手の話を聞く耳を持たず、妄想の中を暴走しているようにしか見えないのは私だけでしょうか?2006年の偽メール事件と何も変わってないようなお仕事ぶりに思うんですよね〜^^
 その前原誠司国土交通相は、今日(21日)次のコメントを発表しました。
 今月26日に建設予定地を訪れるにあたって、地元の長野原町が中止を撤回して白紙の状態で住民との意見交換会に出席するよう求める文書を前原国交相あてに送付しました。
 これに対して「中止という方向性に変更はない」「生活(再建)関連事業は継続する」と答えました。
 関連事業を見直すという単語が抜けましたね。
 
 続行でも中止でも、どっちに転んでも絡み合った感情がカンタンに解けるとは思いにくいですが、中止を変えないなら、中止する理由と仕事の手順を間違えている事をハッキリ述べて、充分納得させなければ成りません。
 自分達がやたんじゃないと思ってるようじゃダメですよね。連続している与党に成ったのですから。
 有形無形の問題を解決する為に、民主党は総額はいくらの税金を使おうとしているのでしょうか?
 民主党は中止を決める前にその詳細を国民に伝えるべきである。

問、もしあなたの家がいつの日かダムの底に沈むとしたら、屋根のペンキをどうしますか?
問、もしあなたの家がダム計画に入ったら、毎年痛みが進むお家をどうしますか?
問、もし先祖の墓がダム計画に入ったら、お墓をどうしますか?
問、もしあなたの畑がダムに沈むとしたら、畑をどうしますか?
問、もしあなたの身内がさっさと土地を捨てたら、あなたはどうしますか?
問、もしあなたがご商売をさえていて、土地がダムに沈む事が決ったら、いつその土地を捨てますか?


治水事業の目的とは何か?

@2009年7月20日 シンポジウムダムに負けない村 第三弾in 前橋

A2009年7月20日 シンポジウムダムに負けない村 第三弾in 前橋
 
B2009年7月20日 シンポジウムダムに負けない村 第三弾in 前橋

C2009年7月20日 シンポジウムダムに負けない村 第三弾in 前橋 
 
D2009年7月20日 シンポジウムダムに負けない村 第三弾in 前橋

前略、前原誠司国土交通大臣殿--八ッ場ダムその1


 地方主権?どこがでしょう^^

 霞ヶ関に目を奪われて民主党を見れなくなると、日本の未来も見えなくなるような、気がする〜♪
 野党時代のオーバートークが真実の鏡に照らされる日本であって欲しいですね。
 

☆1986年。鳩山由紀夫:自民新初当選。
☆1991年。前原誠司:京都府議初当選。 1993年第40回衆議院議員総選挙で日本新党公認新党さきがけ推薦で立候補して初当選。
☆地元の方にとっては、反対した時には知らんフリをされ、国家権力に逆らえないまま泣き寝入り賛成したものの、今になって中止と言われても感情処理できませんよね。
 中止を白紙に戻すくらいの器もないのかと感じるのは当然でしょう。
 本日(22日)前原より先に公明党が入ったようだが、キッチリ聞いた事を発表して欲しいものです。
 民主前原は、人を殴っておいて「どうして痛いの?」と聞いているのと同じですね。人間の営みを理解出来てないんですよね〜。


 カンタン日記のトップへ

人気ブログランキングへ


posted by 大翔 at 13:34 | 青森 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
群馬県知事 「地元住民や関係市町村、一都五県の意見を聞くことなく建設中止したことは言語道断で極めて遺憾。」
埼玉県知事 「民主党の公約そのものがルールを無視したもの。」
東京都知事 「基本的に建設反対に反対。7割もできているプロジェクトをやめる意味は、理解できない。」
立地予定の群馬県を除く周辺の1都4県の知事は、中止の際には支出済みの負担金約1500億円の返還を求めることで一致した。
治水の必要性は、河川の流域に住んでおらず、浸水被害を経験したことのない鳩山由紀夫には実感はないはず。
後始末をどうするのか、例えば、既にできている高さ約100mの巨大な複数の橋脚は、撤去するのか放置するのか民主党は具体策を示さなければならない。
Posted by 在日民主党 at 2009年09月20日 11:22
在日民主党?
この手の記事にコメントする人って、挨拶出来る人少ないですよね〜^^
育った環境でしょうか?
お国に挨拶する習慣がないのでしょうか?
どちらの国の方か知りませんが、およそ猿から進化してるなら、挨拶知らないってことはないでしょう。
折角いい事書いても台無しですよ。
ましてここへは初めてなんでしょう?
あ〜あ、、、。残念な人だ。

Posted by 大翔 at 2009年09月20日 15:46
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
RDF Site Summary
RSS 2.0 ブログ内情報
最近のコメント
豊洲問題 公明党の質問に対して「退職者含め責任明確に」 小池氏、処分に言及 by 大翔 (10/09)
豊洲問題 公明党の質問に対して「退職者含め責任明確に」 小池氏、処分に言及 by くま8 (10/06)
四国の伊方原発の再稼働 愛媛県知事「福島とは同じことは起こらない」 by 大翔 (08/21)
四国の伊方原発の再稼働 愛媛県知事「福島とは同じことは起こらない」 by 福原一郎 (08/15)
血税に群がる蚊 by 大翔 (02/03)
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。