2010年10月12日

沖縄が体験した尖閣諸島と日本政府の歴史 [尖閣研究]


 北沢俊美防衛相は11日、ベトナム、インドネシア、オーストラリア、タイ、シンガポールの国防相と滞在先のハノイ市内で相次ぎ会談、尖閣諸島について「日本固有の領土だ。歴史的にも国際法上も疑いようがない」と説明した。
 しかし! 全面的に賛同した国防相はなく、「国際法に基づき平和的に解決することを望む」(インドネシア)など慎重な対応を求める発言が相次いだ。

 外交ってさ、各国に「日本固有の領土だ。歴史的にも国際法上も疑いようがない」と言って歩くことじゃないでしょう。
 なんの説得力もないよね。
 この程度なら、各国に取っては、中国と日本を天秤にかけて、圧倒的に日本を応援した方がよいと考えれば同意するでしょうけど、そうでなければ「二国間のことは二国間でやれよ」ってなもんでしょう。

 そんななか、沖縄県の民間団体が尖閣諸島の漁業実態をまとめた。

 はじまりは、海産物商人の古賀辰四郎が夜光貝を求めて尖閣開拓を願い出たのが発端で、明治18年、明治政府が初の上陸調査を行い、無人島であるのを確認した。のだが!
 明治政府は琉球国の旧宗主国、清国の出方をうかがって沖縄県(旧旧琉球)からの日本編入の上申を10年間も放置。日清戦争で勝利してようやく内閣決定した。
 「尖閣研究」によれば、このとき既に、明治の沖縄の新聞人、太田朝敷(ちょうふ)が「政府の事なかれ主義」と批判していた。
 このような文献などを発掘して紹介している「尖閣研究」。今後の研究をますます期待したいですね。
 実は、残念なことに 尖閣諸島関連の資料は沖縄戦の戦禍でほとんど焼失したという。散逸していた資料は戦後、再収集されたが体系的な通史はない。また、編纂会によると、世論の注目は問題化したときだけで普段の関心は低いため、学会など研究も遅れているという。

 バカの一つ覚えのように、「日本固有の領土だ。歴史的にも国際法上も疑いようがない」と言っているだけの菅政府のことも歴史の1ページに書き加えて欲しいですね^^


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posted by 大翔 at 08:22 | 青森 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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