2011年03月21日

「被災者の手を握ってあげて」NZ地震で恋人亡くした女性が手記

 東日本大震災で大切な人を亡くし、悲しみの底にいる被災者に周囲はどう接したらいいのか。

 「『頑張って』と言わずに、ただ手を握ってあげてほしい」。ニュージーランドで2月に発生した地震で、恋人の百万元輝さん(27)=石川県津幡町=を亡くした看護師の女性(25)=金沢市=が自分の気持ちを振り返り、手記を寄せた。

×  ×  ×

「頑張って」と言わないで

 ニュージーランド地震の直後は、日本にいた私も、ものを食べることができませんでした。がれきの下に彼がいると思うと食べられなくて。そんな方が今、たくさんいると思うと胸が痛いです。

 彼はいなくなってしまったけど、私には家族や友達、仲間がいます。私を守ろうと必死で支えてくれました。一緒に泣いてくれた人、抱き締めてくれた人、静かに話を聞いてくれた人、笑わせようとして悲しみをこらえながら面白いことを言ってくれた人…。

 家族や友達、雨をしのげる屋根、全てを失った方もいると思います。生きる気力を失って死にたいと感じている人も。

 私もそうでした。

 そんな時、「頑張って」「頑張ろう」という言葉は重すぎて、負担になるかもしれません。

 みんな、頑張っているんです。生きることを、精いっぱい。

 だから「頑張って」と言わないでほしい。大切な人が亡くなったり、行方不明になったりしても、自分は生きていかないといけない。それだけでも頑張っているんです。

 ただ手を触れてもらうだけでも安心できます。「一人じゃない」と気付かされます。その人が涙していたら手を握ったり、背中に手を当てたりしてあげてください。そして静かに待ってみてください。必ず何か思いを吐き出してくれます。そうすると楽になるんです。

 被災者の方々を「助けたい」と思っている人が大勢いるんだと伝われば、自然と「頑張ろう」って思えるのではないでしょうか。私が彼を亡くして思ったこと…それは「自分は決して一人ではない」ということでした。「頑張って」とは誰からも言われませんでした。

 でも、みんなが私を支えてくれているんだと分かって「頑張って生きてみよう」と思えました。

 私が勤める病院でも、同僚や先輩が現地へ応援に向かいました。みんなで被災地の方々を支えたいと思っています。一人でも多くの命を助けたい。私のように、悲しい涙を流させたくない。今はそんな思いです。



 そうですよね。こんな映像も多くの方はTVで見ますが、被災地の人にとっては体験者であり、目に前にある信じられない風景なのです。
津波が奪った我が町-なぜ被害はここまで拡大したのか

posted by 大翔 at 14:40 | 青森 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 3.11大地震 怪獣ゴヅラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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