地震があったのは3月11日。
東京電力は30日、勝俣恒久会長が東京都千代田区の本店で記者会見した。福島第1原子力発電所の事故の収束見通しが立たない中で、29日夜には清水正孝社長が緊急入院する異例の事態となったため、勝俣会長が当面は陣頭指揮をとる。東日本大震災の発生以降、東電のトップが会見するのは、13日に清水正孝社長が会見して以来となる。
<記者会見は30日午後3時から東電本店で始まった。出席者は勝俣恒久会長、原子力・立地本部長の武藤栄副社長、電力流通本部長の藤本孝副社長ら首脳6人。午後2時59分に会場入りし、カメラのフラッシュの放列を浴びた6人の表情は一様に堅い。立ったまま、勝俣会長が福島第1原発の事故後を改めてお詫びし、経緯の説明を始めた>
◇
勝俣会長「勝俣でございます。年度末までに社長から報告させること考えていたが、昨晩入院したため、急遽説明する。3月13日に会見して以降、今日まで時間たってしまった。大変申し訳なく思っています。まずはこのたびの震災で被災した方に心からお見舞いする。福島第1原発の重大な事故、作物、飲料水への影響拡大など、広く社会の方に不安、心配と迷惑かけたことに対して心からお詫びします。とくに発電所近くの双葉町、富岡町、楢葉町など周辺のみなさまには、地震の不安に加え、放射性物質の放出で避難所生活を強いることになり、心身両面で不便をかけていることを本当に申し訳なく思う。福島知事をはじめ、大震災からの復興などをやる中で、このような事態を引き起こし、迷惑かけたことをお詫びします」
「福島第1は1〜4号機は最終冷却できていない状況にある。こうした中で現在、政府関係省庁、自治体、消防庁、自衛隊など緊急消防隊のみなさま、警察のみなさま、米仏の物資や技術支援、メーカー、ゼネコンの支援と指示をあおぎながら事態の収束に全力をあげて取り組んでいる。このような状況のなかで、避難開始直後より、避難所にいき、生活必需品をお届けしたり、避難所の物資の積み降ろし、食事の配膳などでお手伝いしている。被災されたみなさまの生活支援に取り組むため、福島地域支援室を新たに設ける。このたびの事故は地震によるが、原子力損害については国の支援を頂きながら、原発賠償法に基づき、誠意をもって取り組む」
「今回の地震に伴い大きな被害を受けたため、電力の安定供給が困難な状況だ。広域停電回避するため3月14日から計画停電を実施している。これにより当社サービス区域の住民に迷惑と不便をおかけしたことを心からお詫びする。これまで、みなさまの理解と鉄道の運行調整、オフィス、家庭の節電など幅広い協力、メディアによる計画停電の情報発信など様々な協力をいただいており、不測の広域停電を回避している。供給力確保に向けて全力を あげており、夏には4500万キロワットまで供給力を回復させる。ガスタービンによる供給能力の増強を今後も目指す。一方、需要面では政府で総合的な需要抑制のための計画をして頂いているが、わたしどもとしても政府と緊密に連携し、国民、産業界の節電理解をたまわりながら、夏の計画停電は最小限として、回避すべく努力する。最後に、引き続き、政府自治体と緊密に連携しつつ、電力各社の応援頂きながら、これ以上の事態悪化防ぐとともに、収束に全力を挙げる」
<冒頭の説明の後、質疑応答が始まった>
Q 3点質問したい。1つは清水社長が出てこない。これまでの勝俣会長の役割が今までとこれからどう変わるのか。清水社長の復帰はいつからか。もう1つは、原発の復旧の見通しについて、やはり長期化しつつあると思うが、会長がどう見ているか。3点目は、東電として60年の歴史があるが、今回の事故をどう考えるか
勝俣「はい。ええ。お答え申し上げます。まず、どういう役割かということだが、わたし自身、今、統合本部の毎日の会議に出席している。とくに、清水社長が16日から21日まで不在だったのを踏まえて、海江田万里経済産業相をはじめ官邸と、ときには話しをさせて頂いている。次の質問に絡むが、社長はそれほどかからずに戻り、指揮を執ると考えているが、その間、わたしとしては今まで通りの役割を果たす。それから原発の復旧の見通しは、正直、冷温に保つという最終冷却がまだできていない状況だ。最近は少し安定してきたが、冷温冷却できるようにならないと、安定しない。最大限そこに注力することが第一。それ以降、いろいろ課題あるが、こうした点については、今後、どういうステップでいくかを詰めたい」
Q 2点ある。海水を注入した1〜4号機は今後、廃炉になるとの認識はあるか。また、耐震や津波の対策について、東電としての責任についてはどう考えるのか
勝俣「まず海水注入は大きな問題。1〜4号機の今の状況を客観的にみると、恐らく廃止せざるを得ないと考えている。耐震の問題については、今回の地震、津波がどういうものであったか。これまでの対応どうだったか。今後、事故調査委員会を設けて、着実にチェックしたい」
Q 今回の事故が発生したことや、事態収束が長引いていることについて、政府、東電含めて、オペレーションのまずさによる人災の側面があるが、どう受け止めているのか
勝俣「はい。わたし自身はまずさというのは感じられませんでした。ただ、現場は電気が消えている。通信もできない状況で、いろいろ作業しなければならなかった。いろんな作業が予定より長くかかった。これまでボタン1つで動いたものが、手動でやらないといけない状況があって、意図せざる遅れがあったということかと思います」
★ 東電の体質がよく分る事件
まず、現場を把握できるのでしょうか?
東京電力の役員達の中で指揮をとれる人いますか?
菅政権とやりとり出来ますかね〜
後手後手が続くだけでしょう
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