あこがれのハワイであこがれのオバマ大統領と

　「国益＝権力の椅子」でしかない民主党。
　11日、米通商代表部（ＵＳＴＲ）のカーク代表が言うように、歓迎はするが「交渉参加にあたって、日本はＴＰＰの高い基準を満たす用意をしなければならない」。
　実際何も用意できてないままのハワイ旅行ですから、はじめから相手になりませんね。
　ただ単純に、「日本は本当に参加するのか？」と聞かれれば「イエッサー^^」と微笑むだけでしょう。
　そして日本向けに「TPP交渉参加に向け関係国との協議に入った」というのだ。
　既に進めているTPP参加諸外国の反応はいかに・・・

　【ホノルル＝渡部一実】野田佳彦首相は１１日夜（日本時間１２日午後）、米ハワイ州ホノルルで開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議出席のため、政府専用機で現地入りした。首相はＡＰＥＣ首脳会議に先立ち、１２日昼にオバマ米大統領と会談し、環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）交渉参加を伝える意向だ。

　ＡＰＥＣ首脳会議は１２日の夕食会で開幕し、１３日に本会合が開かれる。１２日のオバマ大統領へのＴＰＰ交渉参加表明は、日本として初の国際公約になる。大統領は首相の参加方針を歓迎する見通しだ。

　日本は１１日のＡＰＥＣ閣僚会議でも、玄葉光一郎外相、枝野幸男経産相が関係国に交渉入りの方針を説明した。

　玄葉外相は外相会議で、ＴＰＰや東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）を通じ、「アジア太平洋自由貿易圏（ＦＴＡＡＰ）の実現に向けて重層的に取り組む必要性」を強調。枝野経産相も交渉参加国の米国、ニュージーランド、マレーシア、シンガポールの貿易担当相らに方針を伝え、「いずれも歓迎の意を得た」（枝野経産相）としている。

　閣僚会議では、東南アジアなど新興国で強まっている保護主義的な動きを抑制し、自由貿易の推進を確認した。交渉が停滞している世界貿易機関（ＷＴＯ）の新多角的貿易交渉（ドーハ・ラウンド）に関しても、「年内の合意形成は困難」としたものの、「部分的な先行合意など柔軟な対応を取る」ことで一致した。

　また、東日本大震災やタイの洪水でサプライチェーン（部品供給網）が混乱し、世界中の自動車や電気製品などの生産に大きな影響が出た反省を踏まえ、強い供給網の構築に各国が官民を挙げて取り組むことを確認し、閉幕した。