2012年01月16日

日本航空350便墜落事故と豪華客船コスタ・コンコルディア座礁事故と政権交代

日航機羽田沖墜落事故


 1982年2月9日、当時の日本航空、福岡発東京行350便、DC-8-61型機(機体番号JA8061)が羽田空港沖に墜落した事故である。一般的に日航羽田沖墜落事故、羽田沖事故、日航逆噴射事故と呼ばれる。
 高度61mまで降下し、もうすぐ羽田に到着するという時に片桐機長は自動操縦装置を切ると、突如として操縦桿を前に倒し、エンジン4基のうち2基の逆噴射装置を作動させた。
 異常に気付いた航空機関士が「パワー・ロー」と叫んで推力を戻し、副操縦士が操縦桿を引き上げたが、8時44分7秒、滑走路手前の海上にある誘導灯に車輪を引っ掛けながら滑走路直前の浅い海面に機首から墜落した。
 この墜落により乗客24名が死亡、乗務員を含む149名が重軽傷を負った。
 後に墜落の原因は、片桐機長が心身症の治療中であった事が判明し、その後の司法当局の捜査でも「妄想性精神分裂病」(現在でいう統合失調症)であり、機体を墜落させるような操作を行ったのは、病気の症状である幻聴などの影響を受けたものとした。
 機長は業務上過失致死罪により逮捕となったが、精神鑑定により統合失調症と診断され、心神喪失の状態にあったとして検察により不起訴処分となった。
 リアルタイムでニュースを見ていた私の印象は、機長がいち早くゴムボートに乗った事です。


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 イタリア中部沖のジリオ島付近で13日夜、地中海クルーズ中のイタリアの豪華客船コスタ・コンコルディア(乗客乗員約4200人)が座礁した事故で、船内から15日、イタリア人とスペイン人の男性2人の遺体が見つかり、死者は計5人となった。ANSA通信が伝えた。
 また過失致死などの容疑で検察に身柄を拘束されたスケッティーノ船長が、救助を待つ乗客乗員が船内に大勢残されているにもかかわらず、ジリオ島に避難していた疑いがあることが判明。同船長は沿岸警備隊関係者に見とがめられ、船に戻るよう促されていた。
 ANSAによると、船長が島で目撃されたのは14日午前0時半ごろ。同船長は船に戻ると答えたものの、その後も島にとどまり続けたという。
 AP通信によると、緊急時に船を放棄した船長には、イタリアの航海規則で最高12年の禁錮刑が科される可能性がある。(共同)


 この二つの事故の共通点は、長が逃げたという点です。
 どんな組織でも、組織が長の器を超える事はありません。断じてないのです。
 ただ、人気や金で一時的に膨らむ場合があるので一時的に大きく見えることがありますが、タイムラグは有るものの必ず長の器に戻ります。
 また、無知や憎悪で小さく見えても、時間をかければ必ず長の器になるものです。

 飛行機や船の場合は特にお客様の命を料金と供に預かっているわけですから、船長や機長等の管理は最も重要ですよね。
 規模こそ違えどバスもタクシーも電車も同じです。それぞれの会社の長は肝に銘じるべきです。
 
 さまざまな組織にも長と名のつく役職があります。役職が高いほど責任が重く預かる命も多いのに、何も感じない長っていますよね。こんな長の役職が上がる組織はいずれつぶれます。

 さて、国の長はどうでしょう。国民の事を考えているでしょうか?
 


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posted by 大翔 at 12:17 | 青森 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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