パラスケビ・パパフリストゥ選手は身体能力は高くても、心眼が磨かれてなかったのでしょう。
世界の舞台で戦うということがどういう事なのか、誰にも教えられてなかったのでしょうね。
この事を「ただのジョーク」で済ませようとする人も、「発言に責任が伴うのは当然としても、がんじがらめに規制されては、ソーシャルメディアの持つ気軽さが失われてしまうという声だ。」という人も、パラスケビ・パパフリストゥ選手同様にアフリカ人を人間だと思えない愚かな畜ですね。
ギリシャ五輪委員会は25日、ツイッターで人種差別的な発言をしたとして、陸上女子三段跳びに出場予定だったパラスケビ・パパフリストゥ選手(23)をロンドン五輪代表から外したと発表。この処分が波紋を広げている。
問題となったつぶやきは、「ギリシャにはアフリカ人が多くいるので、西ナイルの蚊はたくさん自分の国の食べ物があっていいわね」というもの。ギリシャでは蚊を媒介とする西ナイル熱の感染者が出ており、それに引っかけてアフリカ系移民をからかったものだ。
この発言を読んだ人から批判が殺到し、パパフリストゥ選手はすぐにコメントを削除。しかし、ギリシャ五輪委は「五輪精神の理想に反する」として直ちに同選手の五輪出場を取りやめた。もちろん、ツイッターでの“追放処分”は史上初。パパフリストゥ選手は「品のないジョークだった。心からおわびしたい」と反省し、26日には、ロイター通信のインタビューに対して、「差別的な意図はなく、処分は厳しすぎる」と訴えている。
パパフリストゥ選手はへそピアスの似合うブロンドの美人選手。開会式を目前にしての追放処分はネット上でも大きな話題となった。
「ただのジョークで追放処分は厳しすぎる。過剰な反応では?」という擁護の声から「白人の優越主義の表れで、処分は当然」というものまで、まさに真っ二つだ。彼女のフェイスブックにもギリシャ語と英語による謝罪の文章が載り、日本時間27日午前の時点で3000件以上ものコメントが寄せられている。
国際オリンピック委員会(IOC)は今回の五輪で選手のソーシャルメディアの活用を奨励しているものの、そこにはガイドラインがある。一人称で日記形式の書き込みとし、リポーターのようになってはならないこと、いかなる差別もなく、五輪憲章を尊重すること、低俗またはわいせつな言葉は使わないこと、商業目的または広告目的でないことなどだ。
このガイドラインを守る限り、発言は自由なのだが、パパフリストゥ選手の処分以来、選手が萎縮してしまうのではないかという懸念も広がっている。発言に責任が伴うのは当然としても、がんじがらめに規制されては、ソーシャルメディアの持つ気軽さが失われてしまうという声だ。
その一方で、「ソーシャル・メディアにもエチケットはある。パパフリストゥ選手の一件は、他の選手に対してもいい薬になったはず」という意見もある。
パパフリストゥ選手の追放処分が重いかどうかの判断は別として、クリックひとつで発言が全世界に広まってしまうのがインターネットの怖さ。便利さの半面、取り返しの付かない事態になることもある。史上初の「ソーシャリンピック」と呼ばれる今大会、パパフリストゥ選手のつぶやき一つで、早くもその負の面がクローズアップされた形となった。(五輪取材班)
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