2012年08月02日

北島「残念ですけど、自分らしさ出して終われた」

 ちょっぴり残念ですが、三連覇の難しさ、挑めた事への価値は高いと思いますね。

 北島は最後まで、自分のスタイルで攻めきった。100メートルまで首位。150メートルはギュルタに次いで世界記録を0秒02上回る2番手でターンした。必死に腕をかいた。最後はタッチの差で立石に敗れ、4位となった。

 「残念ですけど、この五輪の舞台で自分らしさを出して終われた。後は(立石)諒がメダルをきちんととってくれたから、特に言うことはないです」。スッキリとした表情だった。

 100メートルの決勝で5位に沈んだ日は「とても苦しかった」。でもすぐ前を向き、勝つ方法を必死に模索した。

 平井伯昌ヘッドコーチにアドバイスを求め、腕のストロークや水中姿勢を修正、手応えをつかんだ。「自分の泳ぎが、ようやく勝負できるまでにできたから。じゃあトライしてやろうと思った」と、200メートルのレース前はワクワクした。「100メートルに比べて、オリンピックを楽しめた」

 日本の競泳選手で、4大会連続の五輪出場は過去に例がなく、29歳の代表はもちろん史上最年長だ。2大会連続2冠を達成した北京五輪後、「今後を考えるため」と、5年間の学生ビザを手に米西海岸に向かった。遊び半分で飛び込んだ環境は新鮮で、再び自分の力を試したくなった。

 北島には世界レベルの泳ぎが刻み込まれている。昨夏の世界選手権は100メートル4位、200メートルで銀メダルだった。ロンドンでの3連覇を目指し、ギリギリまで拠点の米国で一人、練習を積んだ。

 それが、金メダルを4個持つ男にとっての新たな挑戦だった。平井コーチは「もう少し早く泳ぎを見ることができていれば」と悔やんだが、29歳は最後に胸を張ってこう言った。

 「つらい思いもしたけど、自分の人生でいい経験になった。改めて水泳の難しい所が好きになったし、応援してくれる方も増えた。感謝を持ってオリンピックに臨めて、すごい良かった」

(青山綾里)




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posted by 大翔 at 18:13 | 青森 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | バンクーバー・ロンドン五輪へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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