2012年08月02日

オスプレイ離島へ分散 政府、伊江島など検討


 米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)に配備されることに伴い、政府がオスプレイの訓練拠点について沖縄本島に近い離島への分散を検討していることが1日、分かった。伊江島(伊江村)と粟国(あぐに)島(粟国村)が浮上している。住宅地がある普天間周辺の危険性を低減させる必要があるうえ、普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設には実現まで最短で5年かかるためだ。

 米海兵隊は7月23日に米軍岩国基地(山口県岩国市)に搬入したオスプレイ12機を普天間飛行場に移した上で、10月から本格運用する方針。これに沖縄県側は態度を硬化させており、政府は7月26日の日米合同委員会で可能な限り住宅地を避け、海上ルートを飛行するよう米側に要請した。

 ただ、政府内には「飛行ルートの変更だけでは地元の理解を得られない」(高官)との懸念が強い。「住宅が密集する普天間飛行場だけで5年も運用すれば事故の不安は残る」(別の高官)として、離島への分散の検討に入った。
 海兵隊は「海兵隊機能の一体性確保」を重視しており、地上部隊と航空部隊を65カイリ(約120キロ)以内の距離に配置するとの規定がある。訓練拠点の分散にあたっても米側はこれに固執する可能性が高い。このため規定内の距離で滑走路も備えた伊江島と粟国島が浮上した。

 「米軍伊江島補助飛行場」は第4海兵連隊(歩兵)が拠点とするキャンプ・シュワブ(名護市)、第12海兵連隊(砲兵)が拠点を置くキャンプ・ハンセン(金武町)からともに約33キロしか離れていない。米軍のパラシュート降下訓練も行われており、鳩山由紀夫政権時代に普天間飛行場の移設先として検討されたが、地元の反発が強く断念した。

 「粟国空港」もハンセンから71キロ、シュワブからも80キロの距離にあり、海兵隊の規定には合致する。ただ、普天間移設の候補地などに挙がったことはなく、豊かな自然が残されているため、訓練分散には地元の反対も予想される。


タグ:オスプレイ
posted by 大翔 at 18:25 | 青森 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事・戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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