2015年01月28日

あと24時間 


 第一次世界大戦中の1916年に、イギリスフランスやロシアとともにオスマン帝国の領土を、アラブ人クルド人などの現地住民の意向を無視して、自分たちの勢力圏を決める秘密協定サイクス・ピコ協定」を締結し、戦後その協定に修正を加えて国境線を引いた。
 オスマン帝国領から西欧列強の植民地となった地域はその後独立したが、シリア、レバノン、イラク、ヨルダンといった国々に分割されたという歴史がある。西欧列強は中東の古い秩序を根こそぎひっくり返してしまった。西欧列強が秘密協定によって引いた国境線によって作られた国々の枠組みは「サイクス・ピコ体制」と呼ばれている。ISISは、目標のひとつとしてサイクス・ピコ体制の打破を掲げている。彼らの主張によれば、(西欧列強のズル賢い秘密協定によって)「押しつけられた国境」を消し去ろうとしているという事になる。
 嘘つきブッシュの大量空爆も受けましたよね。西欧列強が地図に引いた一本の国境線のおかげで、支持率を上げたいものや、商売したい連中のために、どれほどの人が殺されたのか。

 そうしている中、日本人の二人の人質と約235億円(1億ドル)の身代金が要求され、軍事産業に従事している
湯川遥菜氏が殺された。

 ISISは条件を身代金ではなく、ヨルダンのサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を要求。
 ヨルダンにしてみれば「後藤健二JOGO」よりもヨルダンのパイロットを救いたい。
 アメリカは陰で人質交換していたのに、軍人だったからと言い訳を言う。
 そして昨夜、ISISが最終通告を発信した。 

【1月28日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は27日、人質になっている日本人フリージャーナリストの後藤健二(Kenji Goto)さんとみられる男性の新たな画像と音声による声明を公開し、ヨルダンで収監されている死刑囚の女を釈放しない限り、後藤さんとヨルダン人パイロットの2人を24時間以内に殺害すると脅迫した。

イスラム過激派の複数のウェブサイトに投稿された画像には、ヨルダン人パイロットのモアズ・カサスベ(Maaz al-Kassasbeh)さんの写真を掲げる後藤さんとみられる男性が写っている。

背後に録音された声もやはり後藤さんのものとみられ、2006年から収監されているサジダ・リシャウィ(Sajida al-Rishawi)死刑囚の釈放にヨルダンが応じていないせいで、自分も解放されずにいると指摘している。

その後には先週公開された、イスラム国が人質に取っていたもう1人の日本人、湯川遥菜(Haruna Yukawa)さんを殺害したと表明した画像が続き、リシャウィ死刑囚が釈放されなければ次に殺害されるのは後藤さんだとした。

この新声明の公表を受けた日本政府は、ヨルダンに協力を要請中だとしている。一方、中東で最も親日的な国の一つで穏健派のイスラム教国家であるヨルダンからのコメントは出ていない。

ヨルダン人パイロットのカサスベさんは先月24日、シリア北部でイスラム国空爆のためF16戦闘機を操縦中に同機が墜落し、それ以来イスラム国に拘束されている。(c)AFP
posted by 大翔 at 09:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事・戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
RDF Site Summary
RSS 2.0 ブログ内情報
最近のコメント
指カレンダー by hamzeren (01/09)
指カレンダー by hestyfil (01/07)
指カレンダー by forbijonyn (01/07)
指カレンダー by sparrwindi (01/06)
指カレンダー by lighlava (01/06)
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。