一昔前、多くの親がこう思っていた。
良い学校、良い大学、良い会社。
末は博士か大臣か。
公務員になれば食いっぱぐれが無い。
我が子を思う親心かもしれませんが、全て他力本願ですよね。
いよいよそうは行かない現実が現れました。
米国ではとっくにハーバード卒業ニートがあらわれ、中国は蟻族、日本だって使い物にならない大卒が溢れています。
中身の無いブランド志向の成れの果てとも思える体質から脱却できなければ、日本一億総餓鬼界になりますね。
教育から変わらなければどうにもならないのですが、変わったとしても40年は掛かります。 世界の「SONY」ブランドが色あせている。かつて「トリニトロン」の美しい画像で世界中を魅了した看板のテレビ事業は、今期で8期連続の赤字だ。トップとして在籍した7年間のうち4年間も赤字を出したハワード・ストリンガー会長兼社長(69)が退き、平井一夫副社長(51)に全権を移譲するが、“失われた7年間”は戻らない。負の遺産も引き継ぐ平井氏は、いきなり厳しい試練に直面する。
「テレビは家庭の中心にあり、さまざまなコンテンツを楽しむための機器だ。簡単に撤退・縮小することはない」
会見で平井氏は、テレビ事業からの“不退転”を強調した。
当初は会長にとどまるとみられていたストリンガー氏の退任は、業績低迷を招いた責任を明確化するためだったとされる。だが、会見で経営責任を問われたストリンガー氏は「当然責任はあるが、リーマン・ショックや東日本大震災などに見舞われた。厳しかったのはソニーだけでなく、日本の電機産業全体に大きな問題がある」と、言い訳に終始した。
米テレビ局のCBSから招聘(しょうへい)されたストリンガー氏は、トップに就いた平成17年以降、製品のハードと映画や音楽などのソフトの融合を目指した。だが、ハード部門ではリストラが繰り返され、優秀な人材が集められたソフト偏重が色濃くなった。ストリンガー氏の「お気に入り」とされる平井氏も、ゲーム事業を赤字から建て直した実績はあるが、米音楽会子会社出身の「ソフト派」だ。「ここ数年でソニーの研究開発力は大きく落ちた」(アナリスト)。そんな指摘は少なくない。
ソニーの凋落(ちょうらく)を象徴するのがテレビだ。2年前に25年3月期に世界販売を4千万台に拡大する目標をぶち上げたが、現在の目標は、その半分の2000万台。「量より収益」に路線変更したというが、経営戦略はブレ続けた。
「モノ作り」の力の衰退も鮮明だ。平井氏は次世代の主役とされる有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビについて、「開発に努める」と表明したが、遅きに失した感は否めない。
今年1月に米ラスベガスで開かれた世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。サムスンとLG電子の韓国勢が年内にも発売する55型の有機ELテレビを出展し世界を驚かせた。世界初の有機ELテレビの市販に踏み切ったソニーだが、大型化技術の開発は遅れ、強みだった技術力でリードを許した。
音楽を持ち歩けるようにした「ウォークマン」のような先進的な商品を生み出す力も、「iPhone(アイフォーン)」などを次々に世に送り出す米アップルに遠く及ばない。
「ソニーらしい商品や体験を提供し、好奇心を刺激したい」と語った平井氏。SONYブランドが再び輝くには、原点であるモノ作りの力を取り戻すことが不可欠だ。(田端素央)
さらに
パナソニックの今3月期連結最終赤字が、7000億円超の巨額になる見通しであることが3日、分かった。従来予想は4200億円の赤字だったが、大幅に下方修正する。同社にとって過去最大の赤字になる。
三洋電機を買収した際に発生する多額の「のれん代」を一気に償却するほか、タイの洪水被害の影響や薄型テレビの不振が下振れ要因となるようだ。3日午後に発表する。
パナソニックは不振のテレビや半導体事業などの構造改革費用5140億円を計上することにより、昨年10月に12年3月期の純損益が4200億円の赤字になる見通しだと発表していた。

【訳あり 箱潰れ】電動除雪機「スノーパワー」 E-5350Y

posted by 大翔 at 11:46
| 青森 ☁
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