マイルス・デイヴィス(1926年5月26日 - 1991年9月28日)といえば、言わずと知れたジャズトランぺッター。
白人に因る人種差別問題に大きな怒りを感じていた人で、当時、キューバのフィデル・アレハンドロ・カストロ・ルス(日本ではカストロ議長でおなじみ)がアメリカを批判するのに3日かかると言ったのに対して「俺なら2週間かかる」と喧伝していたほどだった。
ところが、音楽は国境を越えるというか、人種も越えてしまうのである。
マイルスは人種差別には大反対だったが、音楽に人種は関係ないとして、リー・コニッツやジェリー・マリガンなど白人ミュージシャンを向かい入れ、一時はビルエバンスもバンドメンバーだった。
Bill Evans-My Foolish Heart
さすがに白人はダメだべとマイルスファンが騒いだ時も、マイルスは「いいプレイをする奴なら、肌の色が緑色の奴でも雇うぜ」と豪語したと伝えられている。
お昼休み♪でお馴染みの芸人タモリさんがマイルスにインタビューをした事が有る。インタビューの間、その頃ハマっていた絵をずっと描いていて、出来上がった絵をタモリさんにプレゼントし、タモリさんのトランペットにも絵を描いたという。さらに自分の音楽をよく聴いてくれているので、案外良い奴(タモリ)だったとほめている。
さて、「死刑台のエレベーター」は、1958年制作、ノエル・カレフのサスペンス小説を映画化したルイ・マル監督によるフランス映画です。
マイルスはこの前年の1957年にパリに入り、なんと現地のジャズメンと共に、この映画音楽をラッシュに合わせて即興演奏したんですね〜。
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